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【4年間の物語】

こんにちは。DX推進部の原です。
普段は社内のシステムやPC・スマホなど、IT機器の管理業務を行っています。

今年も12月になり、来月からは新しい年を迎えることになります。
今回は、今年最後のブログということで、私事ですが、来年3月に大学を卒業する娘のことに触れて書きたいと思います。

私の娘は、フィールドホッケーを高校までやっており、大学もスポーツ推薦で入学しました。入学した大学は、フィールドホッケーの強豪校で、U-18、高校インターハイで優勝経験のある選手がたくさん所属しています。そんな大学に入学したので、私は「大学4年間で、この子は果たして試合に出場できるだろうか…?」と思っていました。
そんな親の心配をよそに、娘は1年生から試合に出場しました。大学生活の間はコロナ禍と重なってしまい、色々活動が制限されたかと思いますが、順調な部活動生活を送れていたように思います。

しかし、2年生の12月。
試合前の練習でボールが目に当たり、眼窩底骨折をしてしまいました。眼窩底骨折は、プロスポーツ選手でも引退につながるような目の怪我です。私が一報を聞いたのは、救急スタッフからの電話でした。「失明の可能性もある」という言葉に、ただただ心配だけが募りました。
治療の結果、幸いにも失明は避けることができ、翌月より娘は部活に復帰しました。しかし、「ボールが怖い、見えない時がある」という不安が残ったようで、ついには「部活を辞めたい」と言い出してきたのです。親心としては「ここでホッケーを辞めたら、娘には後悔だけが残るんじゃないか」と思い、「辞めなくてもマネージャーとして残った方が良い」と説得しました。しかし、娘本人にしか分からない恐怖があるようで、その後、3~4ヶ月ほど部活を離れた学生生活を送っていました。

怪我から半年後。
娘は部活に戻る決意をしてくれました。
復帰直後はブランクもあり、できていたこともできなくなっていましたので、再び「辞めたい」という電話がかかってくることもありました。そのときは「マネージャーになればいいよ」と私たちは言いましたが、本人はなぜかマネージャーになる道は選びませんでした。やはり選手としてホッケーをやりたい気持ちが強かったのだと思います。
そのうちに、だんだん「辞めたい」電話はかかってこなくなりました。

そして今年、娘は4年生になりました。
大学日本一を決定する、大学王座決定戦が大阪で開催されることとなりました。4年生最後の大会なので、本人が出場するかわかりませんが、私たちは応援に行きました。
大会に行ってみると、なんと娘は最初から最後まで、先発で出場していたのです。まさかと思いましたが、しばらく見ない間にだいぶ状態が良くなり、試合で皆と同じようにプレーができていたのです。そして見事優勝し、大学日本一の座に輝きました。
1度は諦めかけたホッケーですが、娘は見事に復活しました。余談ですが、関西リーグのベストイレブンに選出されたり、12月の大学インカレでは大学準優勝したりと、我が子ながら目覚ましい活躍を見せてくれました。

一度は挫折し、諦めかけましたが、諦めずに続けてきたからこそ、娘の大学日本一の夢は達成できたのだと思います。
そんな娘の4年間の物語も、終幕を迎えようとしています。親としては寂しくなりますが、「諦めることは簡単だが、もっとやれることはある」ということを、娘から学ばせてもらいました。娘に負けず、私もまだまだ頑張っていきたいと思います。

ここまで長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。
それでは、良い年をお迎えください。

DX推進部 原

【NBSブログ運営メンバーから皆様へ】

いつもNBSブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
2023年の更新は今回が最後となりました。
皆様に少しでもNBSの魅力が伝わり、また、ブログを楽しんでいただけたのであれば、運営メンバー一同大変嬉しく思います。
重ねてお礼を申し上げます。尚、新年最初のブログ更新は2024年1月5日(金)を予定しています。
2024年もNBSブログをどうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ良い年をお迎えください。

NBSブログ運営メンバー 一同