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【マイナーモータースポーツのススメ】

色々と難しい状況下での業務、皆さんお疲れ様です。
水戸営業所 野上です。
水戸営業所は茨城県水戸市の少し北、常陸大宮市にあり、近隣にはGT(Grand Touring)選手権が行われている「ツインリンクもてぎ」があります。
ちなみに、平成の市町村合併以前は隣の常陸太田市と共にただの「大宮市」「太田市」だった為、未だに地元の人は「大宮」「太田」と言うことが多く、たまに県外から来た方に道案内すると他県の市区(埼玉県さいたま市大宮区、群馬県太田市)だと思われ混乱される事があります(笑)

茨城営業所の業務内容としてはLIXIL様をはじめとする荷主様の商品配送がメインとなります。2トン車~大型トレーラーと言った幅広い車両での配送業務を行っています。自分はというと、倉庫にて商品の積込み作業を担当しております。


さて、今回は自分の趣味の話をさせていただこうかと思います。
今年はオリンピック・パラリンピックが開催され、普段見ないようなスポーツを見る機会も多かったのではないでしょうか。
自分の趣味は何かと言うと「モータースポーツ」全般なのですが、所属しているクラブの影響もあり、国内ではマイナーなモータースポーツ「ラリー」、その中でも「アベ(アベレージ)ラリー」に関わるものが多いです。
一般的にラリーと言うとWRCなどを想像する方が多いと思います。そういった大会に所属クラブのメンバーが出場する際には、自分もサービスメカ(整備)の手伝いなどをしています。

※ラリー・・・法律上行動走行が可能な車両でタイムアタックをする自動車競技。運転をするドライバーと、道順を指示するナビゲーターの2名1組が競技車に同乗し、指定された区間を走行して、総合タイムの速さや指定タイムに対する正確性を競う。

※WRC・・・世界ラリー選手権(World Rally Championship)の略。


さて、「アベラリー」の方ですが、こちらは所属クラブで大会を主催しているので、その準備をしたり、他の大会に出たりと活動する機会が多いです。
どんな競技かというと、主催者から指示される速度(アベレージ)で走り、道中いくつかのチェックポイント(行って見ないと場所がわからない)の【通過時間の正確さ】を競います。

ずっと同じ速度で走っていられれば問題ないのですが、ルート上には信号や交差点など交通状況による停止や減速、主催の指示速度の変更地点などがあり、実際指示通りに走るのは難しいです。
それをどうやって指示された速度で走るかというと、「コマ図」という、曲がる交差点の形や目標物、距離などが記載された資料と指示速度の変更地点を示した資料などをもとに、速度と距離と時間の計算をするのです。
所要時間が分かれば、その交差点を何時何分何秒に通過するかを予想して走って行きます。
まぁデジタコのように車速センサーにつないで指示速度を入力すると、現状でのズレを表示してくれる機械もあったりもします。

アベラリーの特色でもあり私がおススメするポイントは、ラリーと言う競技自体、運転する人以外の人が同乗する珍しいモータースポーツなのですが、アベラリーではその車の乗員定数までの人数の参加が可能だと言うことです。
最低限二人(ドライバーとナビゲーター)ですが、普通車で四人やワゴン車では六人で参加するチームもあり、大人数で計算やコース上の目標物の発見などを分業したり、初心者同士のペアに上級者の人が同乗して指導したり、初心者を同乗させて見学させたりと色々な形での参加が可能だったりします。
また、車の方もこれといった改造の必要もないので普段乗っている車で参加出来る為、マイナーだけれど身近で手軽なモータースポーツだったりもするのです。

参考までに、JAF(社団法人日本自動車連盟)のサイトをご紹介します。
アベラリーについての競技内容と自分が係わるシリーズ戦についての内容です。
興味がある方は是非ご覧ください!
https://motorsports.jaf.or.jp/enjoy/topics/2021/20210622
https://motorsports.jaf.or.jp/enjoy/topics/2021/20210811


そして何故趣味の話をしたかと言いますと、今年の春先に行われた運行管理者の試験に向けて勉強していて過去問を解いていると、なんだか馴染みのある分野の出題があって憂鬱だった勉強もちょっとだけ気が楽になり、まさか趣味がこんな所でリンクしてくるなんて面白い事もあるもんだという思いをしたからなんです。
ちなみに、試験ではその系統からの出題はあまり出ませんでした(笑)

運行管理者の試験もそうでしたが、コロナによる影響は多方面で感じられます。
現在のコロナ禍の早期終息を祈りたいと思います。

水戸営業所 野上